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会社の評価制度やPDCAに悩んだら、まずはここからはじめよう

会社の評価制度を考えるために

 

仕事に魔法はありません。AIやロボットが登場して効率的、劇的に速度が上がっても、それは人間がものすごい速さで作業をしているのと同じで、なにかしらの存在が手を動かさないといけないわけです。ロボットがロボットアームを動かして車を組み立てるように、物理的にどうにもならないことはどこかに出てきます。ましてやまだまだ過渡期。製造、農業、建築は考えることや単純作業は機械に任せられても、少数生産や軽微な変更など個別に対応しなければならないことのために機械を開発したり、導入したするのはコスト高です。よって、魔法のようにたちどころに解決する方法はありません。

 

同様に、職場の人間を正しく評価し、経営陣も社員も納得できるかたちで給与や昇進を決定したり、目標を設定したりすることにも魔法はありません。特殊なプログラムやセミナーを一度導入すれば、あっというまにエクセレントカンパニーになったりしないのです。エクセレントカンパニーってなんだよって話です。たまに怪しげなコンサルタントがいいますけどね。そんなもの、どこにあるんだと。

 

世界最先端の企業ですら「人事」に関しては魔法ではなく、地道に、絡んだ釣り糸を解きほぐすようにして、ひとつずつ問題を解決しているのです。それが積み重なって、改良が続けられて、やっとのことで目も眩むようなすばらしい仕組み、企業文化に見えるだけなのです。稀代の発明家であるエジソンもアインシュタインもそうですよね。ある日突然、驚異的な発明をしたわけではありません。一般人の見えないところで、ずっと細々と作業し、思案していたわけですが、普通の人はそれを知らないために、天才が一夜にして発明したと思ってしまうのです。天才ではない私たちは、彼らにも増して地道に、ひとつずつこなしていかなければならないのはいうまでもありません。

 

(次のページでは評価制度を生み出すための準備について考えます)

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