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社内の情報は上司が取りに行くことにする

簡単にホウレンソウといいますが

報告・連絡・相談は上司がしてもらいに行くもの

 

多くの会社で見かけるのは、

「ホウレンソウといってだな〜社会人の基本だ〜」

報告や連絡、相談を怠った社員を叱責する姿です。

いうまでもないことですが、こんなことをいわれると報告も連絡も相談もしたくなくなります。機械的に叱られ、場合によっては叱る、指導するのではなく、怒られるのですから当然です。なのに、そのことが上司になると見えなくなる。

 

叱れることは上司に必要な素養ではありますが、ホウレンソウを怠ったとして叱る場合には注意が必要です。

なにに注意をするのか? 部下の怠慢ではないのか? と思われているかたは「甘い」のです。ホウレンソウを怠るということは、

  1. 面倒
  2. 怖い

だいたいにおいて、この2本立てです。そしてこの「面倒」と「恐怖」は、片方だけでも人間の行動を制限するのに十分なものです。それが2つもセットでやってくるのですから、部下は上司に「ホウレンソウ」をしなくて当たり前だと思う必要があります。

 

どうしても自発的に報告や連絡をしてもらいたければ、普段からよほど部下に気安く話しかけられるようになっていなければなりません。それだけ近しい関係を職場で全員と構築しておかなければならないのです。でも、それが現実的にできるのかというと、まずもって難しいでしょう。

 

ホウレンソウより前に、ザッソウがある。

そんな指導法もあるわけですが、社内で雑談が常時なされ、今夜の献立のようなどうでもいい相談が飛び交うくらい近しい関係性の会社であれば、風通しもよくチームワークも発揮されるでしょうが、そんな環境は1日にしてならず、です。3年はかかるとみてよいでしょう。ですから、現実的にはホウレンソウは上司がしてもらいにいくもの、なのです。

 

そして、上司の仕事は仕事をさせることなのですから、本来こういう手間を惜しんではいけないのです。また、部下から上がってくる情報を精査して、さらなる上役に判断を求めるのが上司たる人間の仕事です。情報を取りに行くことで会社の方針が決まり、それによって仕事が与えられ、部下に割り振って管理する。この上司の基礎的仕事の大前提を、部下が自発的に報告しにくるようにしようというのは手抜きです。サボり中のサボり。犯罪的行為といってもいいでしょう。

 

暇さえあれば、部下の御用聞きにまわってください。その際、他愛のない話をしても構いません。課長の席や部長席、役員室で座っているのが上司の仕事ではありません。メシの種は社内に落ちてはいません。あなたが社外に出ないなら、なおのこと現場の人間に聞くしかない。それができないならば上司失格。現場に戻るしかないと私は考えます。

 

上司の仕事は部下の御用聞きです。

いますぐはじめてください。

いますぐ、です。

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