コミュニティをつくって、自由に生きるという提案
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考えてみれば、コミュニティづくりが好きだった
「コミュニティづくりの本はあわない」などといいながら、私は昔からコミュニティづくりが好きでした。人が集まって、楽しそうにしてくれるのが大好きなんです。それを遠巻きに見ているだけでもしあわせですし、そのなかで一緒に楽しめればいうことはありません。自分の居場所がなかなか見つからないという人に、一緒に遊ぼうというのが好きといいますか、得意な子どもでした。どうやら、孤独な人間が放っておけない性分のようなんです。自分自身が孤独な人間だから、なのかもしれません。
こちらの本は、コミュニティをつくり、人脈をこしらえて、マネタイズする。すなわち換金する方法を述べるわけですが、それらのノウハウをマネタイズするためには使わず、コミュニティの充実に再投資すればどうなるか。この社会実験をしてみたいと考えています。私は行き当たりばったり、思いつきばかりの人生ですが、このコミュニティづくりに関しては首尾一貫しているようなんです。小さいころからコミュニティづくりが得意という性分は、いつかは自分の村を持ちたい、街をつくりたいという夢になり、テレビゲームではシムシティや桃太郎電鉄ばかり遊び、大学は「都市地理学」が学びたいからと地理学科に進学し、そこで武者小路実篤の「あたらしい村」構想を知ってノスタルジーに身震いし、震災直後に故郷へ戻ってくると、父がTOKIOの「DASH村」好きだということがわかり、ああ、血は争えないなと妙に納得したり。なにやら、一本筋のあるストーリーを描き出しているのです。
もしかすると、すべては「じんぶんラボ」のようなものをつくるために運命付けられていたのではないかと、運命否定派の私ですら思うほど。「村(コミュニティ)をつくること」は私の人生の根幹なのやもしれません。
もちろん、再投資どころかマネタイズすら不可能で、つまるところ「そんなことで食えるかアホめ」ということになりはしないか? という恐怖はあります。ありますが、やっぱり挑戦してみたい。小さな小さなコミュニティから、リアルシムシティ、リアルどうぶつの森、リアル桃太郎電鉄をやってみたい。そのためのテクニック集として、武者小路実篤の隣に置いておこうと考えております。
蛇足
じんぶんラボ、リアルシムシティについてはまだまだ計画段階ですが、ぜひやってみたいという方がおられましたらお声がけください。徳島県の中〜南部でなにかできればと考えております。なにをするにも仲間集め。つまりはコミュニティは必要ですからね。
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