女性に選ばれる広告・チラシのつくりかた
女性に選ばれる広告・チラシのつくりかた
こちらの画像、いい写真ですよね。私もクライアントさんに出すときこういう写真を使いがちです。
住宅広告では多くの場合、マイホームのしあわせをイメージしやすいといわれ、よろこばれるからです。
でも、これは欺瞞です。告白すると、私自身、このウソにボンヤリと気付きながら、
自分の感覚がおかしいのかもしれないなどと理由をつけて考えないようにすることで、
楽をして広告などの販促物を作ってきました。本当に申し訳ないきもちでいっぱいです。
もちろん、クライアントが「よし」といわなければ食べられないので、100%私の責に帰す
ものでもないのかもしれませんが、それでも謝りたいのです。
この写真のどこがダメなのでしょう? おしゃれな西海岸風のインテリアに対面式キッチン。
ちょっとハズし感のある神棚があって、そこで子どもたちがはしゃぐ姿を夫婦が見守る。
とてもとてもいい構図に思えます。でも、こんな写真を使うと女性の購買意欲は下がるのです。
一体なぜか。
当ページではこの謎を軸に据えて、女性の心理を学びながら広告をつくっていく方法を紹介します。
女性の心理なんて知りたくもないという方はお読みにならないことをオススメします。
ただ、いまや消費の中心は女性です。ミニマリストという暮らしかたが定着しても、それ以上に
男性的浪費が減っていますし、家族で使うものの大半は女性も使うので、女性の価値観が
反映されない商品などほぼないはずです。大きな買い物、とくに私が手がけることの多いマイホーム、
中古住宅、不動産は男性が買っているように思えますが、実際は女性が決定権を持っている
ことのほうが多いです。奥さんや母親が「なんか嫌だわ」といえば、それでおしまいです。
これを「女心と秋の空」といって一笑に伏すのか、どうして気が変わってしまったのか真剣に
考えるのとでは、やはり結果が違ってくるものです。私はずっとこの「女心と秋の空」に
ついて考え続けてきました。そして、現時点でベターな答えを見つけられたと思っています。
このページではベターな答えを元に、女性に刺さる広告の基本的なつくりかたを紹介します。
ただ、この記事はとても長文です。一度に読みきれないかもしれません。ですのでブックマークを
おすすめします。今後の改訂も含め、ブックマークに値する価値のあるものにするつもりですので、
定期的に読み返していただいたり、社内の広告担当の方に見せてくださればと思います。
では、次のページから女性の心理を読み解いてまいりましょう。
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