「ほめちぎる教習所」のやる気の育て方
成功する練習の法則と日本の指導について
スポーツの世界では顕著ですが、日本の選手は日本のコーチを頼まないことが多いですよね。
もちろん、実力や実績のあるコーチがいないということもあるでしょうが、
実績があっても指導者として迎えられていない例は少なくありません。
これは、テレビの世界対日本人のスポーツ中継をみていればわかったりします。
中継では、試合が中断するタイムアウト中にコーチや監督が指示を出すシーンがあります。
ここで日本人コーチが口にするのは「きもちで負けるな」「前へ出ろ」「勝てるぞ」
などという、指示にもならない精神論です。もちろん、勝負の世界にきもちは大切です。
しかし、あの世界の大舞台で、ヘトヘトになりながら全力を出している選手が、
まったく中身のない指示を真剣に聞けるのか、という話ではあります。上の空は確定的です。
一方、相手の作戦を見切り、それに対してどう攻め返すかといった中身のある指示は、
真剣に聞いておかないと理解できません。コーチが日頃から中身のあることをいっていれば、
大舞台の緊張と疲労状態でも「聞かなきゃ」と姿勢を正すことができるかもしれません。
そして何より、指示により作戦や方針が決定すれば、相手の弱点を突けるわけですから、
勝率も上がりますし、練習も効率的に行えるはずです。
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