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ネット広告は使えない?

ネット広告は使えないか

どんなものにも良し悪しがあります

 

ネット広告といえば、デジタルネイティブからすると当たり前であるとともに、忌み嫌うものでもあります。広告を出した結果、嫌われてしまうものでもある。しかしそれは、新聞広告でもテレビ広告でも同じで、むしろこちら既存メディアの広告は「刺さる」ような広告を出しづらいため、とにかく耳目を集めたい企業には選ばれない傾向が出てきています。ハイリスクハイリターンか、ローリスクローリターンか。あなたの広告戦略にあわせて選べばよい、ということになります。

 

実態のない広告なんて……は本当か?

 

ネット広告は紙の広告と違って実態がないから嫌だ、とおっしゃるかたがおられます。私も物質として手にしたいという派閥の人間ですが、そこには広告としての効果という視点を欠いています。

 

特に広告の効果測定をしていない企業ほど、既存メディアの広告を好み、新メディアの広告を嫌うような傾向にあります。もっともこれは広告コンサルタント(笑)の私の私見中の私見ですが。

 

例えば、新聞への折り込み広告を大量に刷って、余ったぶんでポスティング広告をやるとします。

新聞広告の製作費・印刷費込みで20万円、折込費用で20万円。

ポスティングの人件費で5万円として、合計45万円。

ちょっと高めに見積もっていますが、まったく大外れでもないはずです。いまの時代、チラシの集客力は0.01〜0.3%だなんていわれます。4万枚チラシを入れたとして、0.1%の反応率なら40人(組)です。

ここまではよろしいでしょうか?

 

一方、ネット広告だとどうでしょう。単にネットの広告枠を買うということもありますし、ネット上にコンテンツを作成して見てもらうというのも広告ではありますが、ここでは既存メディアの広告にならって、広告枠を買うだけの広告で考えます。

 

最近の広告は、問題になっていますけれども、個人の趣向にあわせた広告が表示されるような仕組みになっています。これは既存メディアにはできにくいものです。車が好きな人には車の、若い女性には化粧品の広告が自動で表示される。結果、ロス率が低いというわけです。

 

広告枠は様々ですが、お客様に見てもらうだけで1円、クリックしてもらうと数十円〜数千円というのが相場です。10万円くらい広告費に使いますと、20件問い合わせや来店があるというのが、世間の相場のようです。

 

もうおわかりですね。43万円使って40組と、10万円使って20組。どちらが広告的に優秀か。業種やキャンペーンの張りかたで違いはあるとはいえ、1万円超の広告費を投じている会社と、5000円で済む会社。体力が同じならどちらが勝つか。いうまでもありません。企業の体力が2倍違っても、5000円の会社は実質2倍の体力を持っているようなものですから、やっぱり強い。

 

あるお店などは広告相場の5分の1で集客できているらしく、零細企業なのに超高収益体質で、知る人ぞ知るスーパー企業……だったりします。

 

実態のない広告なんて怖い、無駄だというのは危険かもしれません。もっとも、大メディアにデカデカと広告して、自尊心を満たすのが目的でしたら止めません。全国紙にカラーの一面広告、ステータスといえばステータスですからね。

「誰が読んでいるか」

を度外視さえすれば、いい気分になるのは間違いないところかと存じます。

 

ネット広告を出すかどうかは別として、集客にかかる広告費と、契約1件にかかるコストをそれぞれ計算だけはしておいたほうが賢明です。これをしていない企業が大半ですからね。やるべきことをしっかりやる。これができるだけで企業の偏差値は60以上なんです。いますぐ計算してください。

それでは。

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