どうすればいいですか?を禁止する
本当にどうすればいいか困ってますか?
日常業務で本当に困っているなら、マズいです
私は「どうすればいいですか?」が嫌いです。「それをどうにかするためにあなたを雇っているんですが?」と聞き返したくなりますが、ぐっと堪えます。そんなことをいうと、SNSで悪口をいわれるからです。これがとても堪えるのです。ところてん並みの精神力ですから。
「どうすればいいですか?」と聞くのは禁止だというと、すぐにパワハラだということになりがちですが、本当にそうでしょうか。いつまでも聞いているのは危険です。入社して1年以内に日常業務で上司の指示を受けなければいけない状態は脱しておく必要があります。そうでなければ戦力ではないからです。
社会人をやっていれば、人間は能力が高まっていくように感じますが、そんなことはありません。高まるのはプライドだけで、能力はそのままということは往々にしてあるものです。
それを防ぐには、「どうすればいいですか?」ではなく、「こうしたいのですが、構いませんか」ということです。この言い換えが決定的な差を産みます。
自分で考えることと、考えないこと。考えが採用されようが、されまいが、この違いは大きいのです。
先々では「こうしましたが、問題ありませんか」がベストです。どの道、当面は怒られますが、近年よく目にする、怒られることを恐れて、全社員が上司の前に行列する「上司参り」の状態だけは作ってはなりません。
自発的に考えることを拒否するのは簡単ですが、それをしない限り進歩はなく、そんな大変なことを一般社員にさせるなよといっている限り、会社は衰退していきます。
なにより、そんな人生、おもしろいのかとも思うのです。思考を挟まない仕事は、一番に機械に取って代わられます。
仕事をしなくて住む社会になってよかったと思うが先か、自分なんていらない存在なのだと絶望するのが先か。
機械がすべてを代替しきるまでの期間をどう生きるかに繋がっていく話です。
自分で考えて、怒られてでも修正し、自発的で利益を産む存在でありたいと思いませんか?
この記事へのコメントはありません。