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中小企業はワンマン経営でもいいのです

ワンマンでなければならない理由がある

責任を取ることができるのは社長だけ

 

最近は多様性が声高に叫ばれます。性差別や身体的特徴によって不当に

差別するようなことは断じてあってはなりませんが、これを勘違いして、

誰もが等しく受け入れられ、全員平等、全員等価だと思っている人がいます。

とんでもない話です。

 

会社は、こと中小企業に関しては、多様性などといってはいられないはずです。

多様な社員を雇うだけの体力があるはずがないですし、

社長や経営幹部が決定し、彼らが失敗の全責任を負うことで成立しているのが

中小企業です。

社員は会社が潰れると給料がもらえなくなりますが、失業保険があります。

社長は会社がなくなれば、個人保証をしているでしょうから、財産も家も

なにもかも失います。責任の重さが違う。

しかも、社員を食べさせ、家族を守るという他人の人生まで預かってくれるの

ですから、程度の問題はあれ、ワンマンであるのが正しいのです。

一部上場など、数百人も社員がいる会社は別ですが。

責任を取るつもりがない人間の意見など、聞いてはならないのです。

要望を出すなら、その失敗の責任を負えないといけないのですが、

「責任は社長が、権利は我々が」と勘違いしている人が増えました。

ワンマンであることに悩むことなく、多様性より価値観が近い人で

まわりを固めた方が中小企業としては強いのです。

大企業になり、社内に部署単位に子会社のようなものが形成される

段階になってはじめて、多様性を検討するのが手堅いと考えます。

 

野球のチームにサッカー選手はいらない

 

こんなことをいうと、いつものように「人間のクズ」だと罵られますが、

ちょっと考えてみてください。あなたが野球のチームをやっているとして、

そこにサッカーがやりたいという人間が入ってきたらどうなるか。

「サッカーをさせろ、サッカーを差別するのか、野球なんてやらせないぞ」

こうやられたらおしまいだと思いませんか?

 

料理教室でもいいでしょう。和食の料理教室の生徒が、中華じゃないと許さないと

暴れたらば、教室は台無しになってしまいます。

自分ごととして捉えなおせばすぐにわかることです。

多様性でもなんでもなく、それは単なるワガママです。

自分の価値観にあう会社を選べばいいのであって、そうでない会社を変えようと

してはいけないですし、それに応じてもいけません。

ただし、入社段階でろくすっぽそのような価値観を揃えるという方向性を見せず、

適当に取ってから文句をいわれるのであれば、それは会社の責任です。

人間誰しも、自分の都合のいいように未来を予想するからです。

自分にとって働きにくい会社だと思って入社してくる人間は、ほぼいません。

説明不足になる前に、「ウチは体育会系だ」「やかましいのは要らない」といった

社員像や企業文化を理解してもらう装置が必要です。

そのためには、社長や社員の人間性を見せていくほかありません。

この人、嫌だなと思えばきませんし、いいなと思えばきてくれる。

どの道トラブルになれば、社員は辞めていくのですから、入ってくれなくても同じ。

むしろ入ってくれないほうが得かもしれません。

説明不足にならないように、もっと社長は前に出て、採用に真剣に取り組むことです。

いい顔をしようとして「ダイバーシティ」などといってはいけません。

それはそういう会社と社会にするための目標であって、

中小企業が喫緊に取り組むことではありません。

本業がおざなりになって、社員を露頭に迷わし、家族を崩壊させるほうが

ずっと不幸を産むのですから。

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