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定年年齢が上がっても勝つところは勝つのかもしれない

世界的に見ておかしな制度でも日本は勝った

年功序列・終身雇用などという異常事態

 

日本は戦後ボロボロになりました。それでも、復興し、世界第2位の経済大国にまでなりました。いまは違いますけど。

このとき、年功序列・終身雇用などという異常な雇用形態がまかりとおり、定着しました。世界から見てありえないことです。いま、世間から見てありえないことをしていると、あの会社はおかしいといわれますよね。

 

年金支給が遅れていきますから、そのうち定年などという制度はなくなるかもしれません。世間の意見はこうです。「定年がなくなったら人件費が高騰して終わる」確かに。一理あります。戦力にならない人間がぶら下がって潰れた会社はたくさんあります。企業年金が重石になってアメリカの大企業はバタバタ潰れましたもんね。日本もそうなっていくかもしれません。

 

でも、日本は戦後復興でひっくり返しました。世間の常識と違うことをして。戦勝国の連合は経済的にも安定していたのに、日本より伸びませんでした。年功序列・終身雇用の時代の話を聞いていると、いまよりずっと「フリーライダー」が多かったようです。学校の先生も株や先物投資をラジオで聴きながら職員室でいくら儲けたといいあっていたようですし、潜在的に劣化したわけではないようです。

 

じゃあ、なんでこんなに経済がダメなのか。人が減ったというのはありますし、戦争がないというのもありますが、私としては、みんなが賢(さか)しくなったからだと思います。小利口というか、小賢しいというか。世間や世界の常識に外れているからダメ! という人が増えました。過去の日本は非常識に勝ってきたのにです。

 

非常識なことをしても勝っているところは勝っています。リーマンショック中でも伸びている会社はありますし、バブル期にひっくり返った会社もあります。要は、人とおんなじになろうとしすぎだということです。

 

批判がおっかない時代になりましたけども、商売を目論んでいるならば、人と同じじゃダメなんじゃないかと思うわけです。

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