いいものを高く、それが正しい
いいものを安くするのは正気ではない
いいものは高いのが当たり前
日本人は謙虚なので、いいものを安くしたいようです。でも、それは大間違い。日本は利益率が悪すぎます。アメリカの5分の1しか利益を取れないという話も聞きますし、そんな世界ですから新製品の開発も、社員への給料もろくに払えるわけがない。
いいものが欲しければ、高いお金を払うのがあたりまえです。
いいものが安いのはどうかしているとそろそろ気づかないといけません。
いいものを高く売り、それで儲けすぎたと思うなら、アメリカのように寄付すればいいのです。寄付文化を根付かせるなり、投資にまわすなりすることで、儲けすぎた罪悪感を薄めればいいのです。
世の中はブラック企業が槍玉に挙げられていますが、結局飲食業や製造業、サービス業がブラックなのも、ひとえに「いいものを安く」と日本人の大多数が思っているからです。
社会人として勤めていると、ブラックだ、なんだというのに、ひとたび会社を出て財布を握って店に入ると、安くしろという。
いいものは高い。高くていいものをつくる。短時間でいいものをつくる。現場の我々、ひとりひとりがそういう意識を持たなければ、どんな改革も意味をなさないと思いますよ。
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