1. HOME
  2. ブログ
  3. 大企業がSNSに向かない理由|小さい企業が生き残る

大企業がSNSに向かない理由|小さい企業が生き残る

SNSは小規模零細企業の味方です

大企業がSNSに向かない最大の理由

 

大企業のSNS運営がもてはやされ、猫も杓子もSNSだ! という時代になりました。しかしながら、SNSというものは、本来「個人」がやるものです。個人に一番近い法人は、個人事業主。次に零細企業、中小企業です。

 

SNSは個人がやるものである以上、利用者の大半が期待しているのは、個人の人格や知識が見えること。どこの誰かもわからない、プレスリリースを読み上げるだけ、宣伝広告の反復……。これでは利用者がよろこんでくれるはずがありません。

 

でも、企業SNSアカウントのほとんどが、そんな運用法を続けています。さて、大企業でSNSで大成功した会社でも、SNS担当者が変わった途端、まったく反応がなくなった。それどころか大炎上ということもよくあります。最近ではキング○ムなどがそうです。

 

大企業ですから優秀な人材揃いで、そのなかでもとびきりSNSに向いている広報担当者がついて運用していたために好評だったものの、大企業ゆえに担当者が変わり、潮目が変わってしまう。「いってはいけないこと」の区別がつかず、愚痴ついでに出自や門戸による差別的言動をしている例を見かけます。やたらとSNS担当者が学歴に自信を持っていたり、東京生まれであることをアピールしたり。見ていてきもちのいいものではありませんよね。

 

これらは当然、SNSに限らないことです。顔を出し、名を明かして同じことができるのか? と問われ、できないことならやってはならない。単純なはなしです。

 

加えて直接的な表現ではなくとも、それを「匂わせる」のもまた、見抜ける人からすると「コスい」と思われるわけです。私も人間ですからどうしてもそういう部分が出ますが、企業を背景にした個人への攻撃、見下しなんてことだけはしないようにしたいものです。

 

企業の力を自分の力と勘違いしていませんか?

 

例えば、芸能人やスポーツ選手、YouTuberのような、腕一本でやってきた個人事業主なら、どんな発言をしようとも責任を負うのは自分です。極端な発言や行動が目立っても、それでフォロワーが増え、ファンが増えさえすればいいことになる、という見方もできます。

 

しかし、一方で企業アカウントの中の人、つまり運営者は企業の顔です。会社の名前あってこその自分であるにもかかわらず、やたらとチヤホヤされることに気をよくして、余計なことをしてしまいがちなんですね。企業の力を自分の力と勘違いする。これもまあ、実社会でもありがちです。大企業から独立したときにはじめてわかる、個人としての実力、なんて展開ですね。出入りの業者にアゴで指図していたのが、独立した途端、ペン一本、伝票一冊「掛け」で買えない。そんな話はごまんとある。

 

SNSだからって、なにも特別なことなんてないんです。

それ、顔と名前を明かして、普段の生活のなかでやれますか? と問われて、ノーであるならやっちゃダメ。ただそれだけです。

そんな視点があれば、平日昼間に高層ビルのラウンジで高級ランチを食べて「お仕事がんばって」なんて神経を逆撫でするようなこと、いわないでしょう。でも、いっちゃうんですね。ついついうれしくなって投稿してしまう。

よくよく気をつけることですね。

社員が増えるほどに、情報発信を一元化、個人化できないほどに危険度は増します。そんなわけで、SNSは小さい会社の味方なんです。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


関連記事

調べものですか?

最新記事

おすすめ記事

特集記事

About Author