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できませんという社員がいたらどうするか

「できません」は「めんどくせえよバカが」と読み換える

できませんといわれたらどうするか

 

できない理由を聞く。これだけです。

それをやってはいけない理由を懇々、切々と語られてしまう場合はもうどうしようもありませんが、

大抵の場合、やりたくないからできないといっているにすぎません。

そこで、

  • どうしてできないの? → こうしてもできないの?
  • できないなら誰かに手伝ってもらってもダメか?
  • この仕事はほかの人に任せるから、仕事を交換してもらってね

 

といったツールを使います。「どうしてできない?」は怒った口調でいってはいけません。

なぜ? 教えてくれる? という姿勢でお伺いし、しつこく何度も聞き続け、

こうしてはどうか、ああしてはどうかといい続けます。

そのうち向こうも面倒になりますから、目の前の面倒から逃げるために脇が甘くなる。

そこを捕まえて、「こうすればできるよね。よかった、よろしくね」とやる。

 

それでもダメそうなら協力者を探しなさいという。

面倒なのでシブシブ受ける場合が多いです。

ここまでやってもダメな場合は、仕事を交換してもらうようにいいます。

上司でも同僚でも、適任者をみつけて欲しいという。

これも叱るのではなく、お願いです。

自分の目は節穴で、キミが適任と思ったけれど、ダメならばもっといい人をよろしく。

こういう形でお願いします。

 

ここまでして「できない」という人は、ホンモノですから、使い道はありません。

同僚に頭を下げるうえに、自分の評価が下がるようなことはまずできませんから、

通常このへんで折れます。折れない人を見つけた場合は、

根本の部分からやり直すしかありませんね。

 

再教育が面倒なら、またはじめからです。

「どうしてできないの? 教えてくれる?」

人間、終わりがないことは恐怖です。

パワハラでもなんでもなく、誠心誠意、教えてもらってください。

 

 

面倒というきもちを尊重する

 

人間は面倒なことはしたくありません。

ですから、面倒くさがっていることを直接叱責したってどうにもなりません。

人間という生き物の習性の否定だからです。

食べるな、寝るな、排泄するなと同じです。それこそ「できません」なのです。

ですから、面倒くさいと思うきもちを上手く使うことを考えるのですね。

それが上記のような方法なのです。

しつこくやられると、目先の面倒ごとから逃げたくて、適当にやり過ごそうとします。

子どもがすぐにバレるような嘘をつくのと同じです。大人だって同じ人ですからね。

面倒から逃げるためには、より大きな面倒を抱え込むことになっても、そうしてしまう。

合理的判断ができないのです。

 

面倒と思うきもちを叱るのではなく、より大きな面倒を食らわせて、

本人の気づかないかたちで誘導してしまうのです。

私はこの手口を知っていても、ウマウマと乗せられてしまいます。

面倒だ、自分でやったほうが速い……などと思ってしまうのですね。

 

そんなわけで、この方法を徹底していくと、仕事を仰せつかった瞬間に、

「できません」というと面倒になるからと、すぐに取り掛かるようになります。

おためしあれ。

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