カレーに学ぶ組織づくり
カレーに入れればどんなものも美味しくなる
カレーの包摂力を組織に活かす
カレーはそれだけの包摂力があるということです。辛ければなんでも食べられるということなのかもしれませんが、きっとそれだけではない魅力があると皆さんも感じられることと思います。
この包摂力こそ、チームの力です。全部受け入れて、それぞれが輝くチームであるということは大切なことです。それでいて、カレーはどんな具材を受け入れても厳然としてカレーです。相方ともいうべき最大のパートナーが、ライスでも、ナンでも、チャパティ、芋、その他の食材であっても、堂々とカレーを名乗れます。カレーであることを疑われることはありません。
スープでも、欧風でも、昭和の蕎麦屋のカレーのように真っ黄色でネバネバのカレーでも、やっぱりどれもがカレーですし、カツが乗っても、うどんにかけられても、パンのなかに入って揚げられてもカレーです。
ところで、このソースである「ルー」。カレーのルーは何十、ときに百種類にも及ぶようなスパイスの集まりです。ということは、ルーだけ見ても個性の集団、ひとつのチームなんです。本来、チームというものはこうあるべきなのだろうという理想形のように思えます。
食材やスパイスを個々に取り出して見れば、まったくまとまりも共通点もないのですが、ひとつになったとき、誰にも反論させない力、カレーという組織の力があります。
カレーのような組織をつくるにはどうすればいいか、寄せ集められたとき、誰が見ても「あの会社だ」「そのチームだ」とわかるようなものをつくっていくにはどうすればいいかを考えるのは、とても大切なことです。
格好カレーにはちゃんとしたルールがあると思うんです。理念と呼んだり、ビジョンと呼んだり。カレーのビジョンは、辛くて、食べるときにワクワクして、病みつきになる。そんなところでしょうか。
みなさんもカレーのような組織を目指しましょう。そのために必要なのは、確固たる理念の共有ですね。なんとな〜く仕事をするのではなく、共有できる理念を持ち、ビジョンを打ち出せば、社員の態度も変わっていきます。ブランディングが自然にできていくでしょうし、社員の採用だって変わるはずです。
人手が欲しいだけから、ビジョンに合致する人が欲しいに変わると、組織はとても強くなります。
カレーのような組織づくり、さっそくはじめてみませんか?
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