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中小企業の正しい採用戦略

さっさと内定承諾書をもらいましょう

 

私は内定を受ける身ではありませんでしたので、あまり採用の話はできません。といいますのも、「入社したらこういう仕事をしたい。実績はこういうものがあります、できないなら面接は結構です……」などというクソ生意気な鼻垂れガキだったからです。

 

そこから東日本大震災があり稼業の混乱を収束させるべく帰郷を経て、元どおり学生時代同様の個人事業主、フリーランスになりました(デザイナー・コンサルタント・宅建士・会社役員・もうすぐゲーセンのオヤジと何屋かわかんないので、こんな書き方です)。

 

ですので、一般的な採用活動を知りません。

でも、効果的な採用活動は知っています。

それは、内定の承諾が遅い社員ほど「使えない」傾向が強いということです。

理屈はわかりません。類推するしかないのですが、例えば自社とA社で最後まで迷って入社してきた人間は、ことあるごとに「A社に入っておけばこんな苦労もなかったのに」と思うのではないか。そうすると、仕事に身が入るわけがありません。不満ばかり口にしてまじめに働かないのです。

 

また、そんなひねくれた人間でなくとも、最後まで迷うということは、即断即決即反省(ないしは即忘却)できない可能性が高い。

優柔不断な社員は、決めるのも遅ければ失敗するのも遅い。つまりは反省も遅くて修正も遅いし、立ち直るのも遅い。

 

遅い遅いづくしで、ひとつもいいことはありません。すぐに決められる人間は頭がパァに思えるという声も聞こえますが、いまの時代、不確実性だらけの世の中で、熟慮を重ねたってどうにもならないことが多いのです。内定承諾書をすぐに出せない人には、「ぜひとも他社へ!」といってあげてください。

 

そういう社員は、他社でも不平不満を口にしたり、優柔不断に働きます。そういう社員を求めているならいざ知らず、そうでないなら、あなたの会社には必須の人材ではないはずです。他者を勧めて差し上げてください。

 

私としましては、内定発布(手元に届いて)から10日以内に決めてもらうのがよいのではないかと考えます。10日以内の消印有効。もしくは持参してもらうということですね。日付を過ぎれば、当然電話なりをして「内定は取り消しになります」と伝えます。

 

内定通達後5日経っても連絡がなければ、電話をするなりしてもいいかもしれません。そのときに迷っているかどうか尋ね、迷っていると答えるようなら「是非他社へ!!」ということです。動き出しのいい人は、内定の通知書は翌日には投函します。会社の財産になる社員の多くは、3日以内に返事をすればいいかと考えて、3日と置かずに返信するものです。これが遅ければ遅いほど、仕事も遅い先送りグセを持っていると考えられます。自分の人生を決定づける場面で動きが遅い人間は、なにをさせても遅いと見ていいでしょう。

 

また、内定通知書が届きましたら、しっかりお礼状をしたためてください。本人は当然ですが、保護者の方にもお忘れなきよう。会社は人生を預かるのです。それくらいの覚悟を見せないで、どこで信用してもらえるというのでしょう。

バックヤード業務は効率化しても、人と人の触れ合う部分は効率化しない。それが中小企業の黄金則です。

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