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秘密主義・仕事を教えない上司をどうするか

仕事を教えない上司をどうするか

 

人に仕事を教えない上司というのが問題視されることがありますが、これは我が身に置き換えればすぐにわかることで、自分の得意分野の仕事を人に教えてしまうと、自分の地位が低下する、存在意義がなくなると恐れているからこそ、教えないのです。

 

ただし、それでは企業は成長していきませんよね。ボトルネックとなるだけなので、そのような糞詰まりを起こす上司には御退場を願うしかありません。これは上司に限らず、平でも経営陣でも同じことです。

 

上司の仕事は仕事を「やらせる」こと

 

多くの上司が勘違いしていることですが、課長や部長クラスが現場仕事をこなしていてはいけないのです。上司のやるべき仕事とは、仕事を部下に「やらせて」、自分は左団扇で涼しい顔をすることです。

 

1週間の間、一切仕事をしなくてもトラブルも遅れも発生しなければ、その上司は「要らない」ことになります。要らないといっても、クビにするわけではなく、その管理ポストに要らないということ。つまり、課長なら部長か次長にするべきだということです。なぜって、課長がいなくても現場がまわっているなら、その課の部下たちが課長の仕事をできているということですからね。部下を課長にして、課長は上のポストに行くべきなのです。

ここまではおわかりになられましたでしょうか……?

 

自分で仕事をしたいなら自主降格しろ!!

 

「この部署は俺がいないとまわっていかないんだよね〜」

こんなことをいうバカ上司がいます。すでに申し上げたように、上司の仕事は部下を手先のように使い、将来的には一切仕事をしなくて済むようにすることです。この価値観を徹頭徹尾、経営者からアルバイトまで理解させる必要があります。

 

理解させるということは、一度や二度、口にしたり、文書にして配るだけではダメで、定期的に勉強会などを開いて、耳にタコができてもいい続けることです。「わかりました」といったからといって、理解していることにはなりません。「わかりました」は、「いま耳に入りました。覚えてませんけど」という意味くらいしか持ちません。

 

さて、社員に「上司は仕事をしなくなったら一流」という価値観が根付いたらですが、次にするべきは「仕事をしたがる上司」を降格させることです。当たり前ですよね。「社長はあんなことをいっているが、俺はバリバリ仕事をして出世するんだ!」とそっぽを向く上司がいる職場では、価値観の徹底など図れません。「そんなに仕事がしたければ、平社員になりなさい」ということです。役職持ちの人間のルールが明確に定まっていれば、「仕事をする上司は三流」なので、降格もボーナス査定が最低でも文句はないはずです。理屈としては、ですが。

 

でも、その理屈を徹底しない限り、上司は部下の仕事を奪い取って、ボトルネックを作り出すのに精を出すのです。自分でなければできない仕事をあちこちに設定し、仕事を止めさせ、オートメーション化を妨げ、自分が働いているという充実感とやらのために、会社全体の利益と成長速度を落としていく。これは紛うことなき「背信行為」です。

 

課長は仕事を部下に教え、自分はなにもしないようになる。すると他の部署からお呼びがかかり、複数部署の課長を経験する。営業と製造や現場と経営といった対立構図ではなく、その双方を理解できるようになり、かつ仕事をする必要がなくなったら部長になる。ポストが空くと、自分の部下が抜擢されることをルール化しておけば、部下に仕事を教えることも苦になりませんし、そもそも部下がすべて仕事をこなしてくれないことには出世できない(自分がどんなに働いて売り上げを作っても評価されないし、降格させられる)となれば、教えざるをえないのです。

 

でも、いちいち教えるのって大変ですよね。社員の顔色を伺いがちな若社長なら特にそうでしょう。そんな場合はですね……

 

さいごに(宣伝

 

ちゃんとルール化し、しっかりと社員教育を行いましょう。

といっても、そう簡単にはできません。

自社でできない場合は私のような人間を活用してください。

最近は呼べばきてくれる講師型コンサルタントが結構おりますので。

(私のような暇人が)

他社人材を使うと「先生っぽさ」が増しますしね。

こういうルールを作りたい、導入したいと思ったら、それに沿った授業をしてくれるコンサルタントなり講師を上手く使って、社内のルールを徹底させましょう。最初の1回だけ呼んで、あとは自社でやってもいいわけですしね。「○○さんの授業でおっしゃられていたように〜」とやるだけで、なんだか聞かなければならないような、ありがたいような、正当性を加えることができますから。上手に使ってやってください。

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