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女性に選ばれる広告・チラシのつくりかた

 

 

この写真、男性は全体で見て、女性は詳細に見ます。女性は特に奥さんの顔を見ます。

自分より……これ以上はやめておきましょうかね。

女性は奥さんと思しき方をマジマジと見て、そのほかの家族を眺めます。

そうして、家族の輪の中に奥さんがいないことを察します。

結婚して、マイホームを手に入れると、自分はキッチンで毎日食事をつくるのか、

休日のたびにこんな暮らしになるのか、洗い物も子育ても大変だろうな……

というイメージが無意識下で大きく広がっていくのです。

すると、無意識にある状態でもテンションを下げるのに、なにかのきっかけで

意識化されてしまうと、「やっぱりいらない」となるのです。

こまごまと見て、先々まで妄想し、現実を直視してしまいがちな女性に、

現実を妄想させる要素を見せるのはご法度なのです。

 

もちろん私も女性を夢見心地にして、いい気分のまま買わせてしまうことに賛成はしません。

でも、女性にものを売るためには必要なことでもあります。

同時に、女性も夢を見ることを望んでいたりします。

結婚式会場のCMで、鬱陶しい親戚のオッサンがダミ声で酩酊カラオケをするような

CMは流しませんよね。そんな現実、見たくないのです。見たいのは、ウソだとしても、

ライスシャワーのなか、新郎と赤絨毯を歩いて、群がる未婚女たちへのブーケトスです。

 

美しかろうが、薄皮一枚剥いだ下が醜かろうが、最高の気分になれる妄想状態にいたいのです。

男からすると無駄を通り越して呆然とする行事ですが、これが男性と女性の感性の差なのです。

そこをとやかくいったところで、なにひとつ解決しません。

女性は生まれたときから本気で自分は特別だと信じているのですから。

 

「女は誰もが心にシンデレラを住まわせている」

 

あるマーケターの言葉です。まったくそのとおりだと思います。自分は最高に気分がいい状態で

いることが当然で、そうじゃない現実のほうが間違っている。そう思う生き物なのです。

女々しいといわれる自分も時々そう思うのですから、これについては間違ってないと思います。

 

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