幸田露伴『努力論・運命と人力と』『着手の処』
運命と人力と
人は成功すると自分の才能や手柄だと考え、失敗するとなんという運命に当たったのだと呪うものです。同じように努力して生きたとしても、川が増水してたまたま左の堰が切れ、右岸の人たちが助かるというようなこともあります。これはもう、どうしようもないことです。だからこそ不運に当たったり、成功できない人をみかけても「努力不足だ」などと安易にいわず、また、自分自身も運命を理由に諦めたりせず、たとえそれが不運な結果になったとしても、自分の責任なのだと考えて努力したほうがいいと思うのです。そういった姿勢が人々の心を打つのであって、結果として成功率を高めるということもあります。
着手の処
「いつやるの? 今でしょ」
1年半で80kg痩せたの徳島文学協会員。趣味は人文系の本を読むことで、何度「断捨離」しても蔵書が3000冊を超える活字中毒者。仕事は広告デザイナー・社員教育コンサルタント・編集者ですが、徳島県阿南市に地域おこしのために私費で「e-sports・ゲームセンター」を新築中。ゲーセンのオヤジもやることになりました。
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