「めんどくさいがなくなる本」
読んだらスッとラクになる「めんどくさいがなくなる本」
見切り発車がベスト
面倒だという感情が起こるのはなぜでしょうか。それは、考えるからです。昔からいわれるように、「先に手を動かせ」なのです。やり方を考えるというステップをつくることで、効率的にやる方法を考えるというステップが発生します。すると、そこから出てくるリスクや、もっとうまいことやれないかという悩みが自然発生し、取り掛かるまでにトンデモナイ数のハードルがにょきにょきと生えてきてしまう。それも、自分のせいで。
確かに、とびきり優秀なら、はじめるまえに考えてもいいでしょう。でも、そうでないなら、下手な考え休むに似たりとも申しますし、さっさと取り掛かって、その都度改めたほうがいいかもしれません。私のように優秀でないなら特にです。優秀ではない人間の考えることなんて、大抵まちがっています。どんなに綿密に考えたところで、修正は必要です。だったら、それに早く気づくためにもさっさとはじめるが吉、とは思いませんか?
見切り発車するための下ごしらえ
とはいえ、見切り発車すら面倒ですよね。やる気が起こらないというのもわかります。だったらこんなのはどうでしょう。今日やるべきことをToDoリストにするならば、すでに済んでいることをリストの上部に書き入れてチェックしてしまうのです。会社にきた時点で「起床」「出社」の2項目を消してしまうのです。すると、リストのうちの何%か、場合によっては2割、3割がすでに済んだことになる。人間は単純なもので、そのリストを眺めているだけで、やる気が湧いてくるんですね。もうこれだけ終わってるじゃん! だとか、すでに取り組みはじめているんだから〜だとか、いまから重い腰を上げるわけじゃないし、といった具合の惰性で作業を続けられるのです。
私の頭は実に優秀じゃありません。優秀じゃないからこそ、こういう小ネタが効いてくる。ありがたいことです。
本書はこんな具合に「めんどくさい」に効くTipsがたくさん紹介されています。本を買うのも面倒くさい? だったら、検索してこのブログを見つけた、書評を読んだにいますぐチェックです。
|
1年半で80kg痩せたの徳島文学協会員。趣味は人文系の本を読むことで、何度「断捨離」しても蔵書が3000冊を超える活字中毒者。仕事は広告デザイナー・社員教育コンサルタント・編集者ですが、徳島県阿南市に地域おこしのために私費で「e-sports・ゲームセンター」を新築中。ゲーセンのオヤジもやることになりました。
この記事へのコメントはありません。