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受付・電話番はいまの時代仕事ではありません

内勤者の仕事は技術に置き換わる

内勤者の大きな勘違い

 

仕事をするうえで、仕事を取ってくるのが外勤者、仕事をまわすのが内勤者、そこに現場や工場といった製造が絡む、3者の円滑な仕組みが大切です。

 

そのなかで、内勤者は外勤の人間のサポートをすることで、外勤の人間の負担を減らし、「より多く」仕事を取ってきてもらうのが、「仕事」であるといえます。つまり、このより多く仕事を取ってくるサポートができていない場合、自分の給料を自分で稼げていないといえます。内勤者の給料は「より多く」取ってこられたぶんの一部(全部ではないのは外勤者にインセンティブが必要だからです)をもらうのが正しいのです。

 

ですから、自分が内勤としてデスクにかじりついていることが仕事だと思っているならば、それはまったくの勘違い。完全なる給料泥棒だということです。

 

受付と電話番は仕事とは呼ばない

 

さて、タイトルにありますとおり、毛付けや電話番はいまの時代、仕事とは呼びません。仕事のうちにも入らないのです。ホテルのコンシェルジュのような高いホスピタリティとやらを発揮したり、よほど軽快なトークで電話相手を楽しませ、商品やサービスを買ってもらえるといった場合を除いて、これらは仕事、サービスにはならないわけです。

 

なぜなら、その程度の仕事はネットやAIが代わりにやるからです。電話番をひとり雇うくらいなら、365日、24時間、一睡もせず文句もいわず働き続けるWEBサービスや、ちょっと賢いAIサービスを1000万円ほどで導入したほうが安いのです。電話番1人雇うのに、1000万円はかかりますからね。24時間を3交代にすれば3倍です。

 

事実、多くの仕事が減っていますよね。資料請求やサンプルの受付といった作業のかなりの部分がWEBサービスで完結するようになりました。日常の生活も相当部分が技術で処理できるようになっているなかで、電話番や受付は「人間の仕事」の範疇外となっているのです。

 

これからの時代、もっともっと人間は人間でなければできない仕事をしていかなければなりません。そのためには、人間らしさ、触れ合うよろこびを重視した仕事を考え、提供することにあると考えます。

「緊急の場合は1を、相談の場合は2を、その他は3を押してください」

こんな電子音声電話で置き換えられることが仕事だと思っているのであれば、その常識を叩き割るところからはじめなければいけません。人材どころか人罪とならないためにどうするか。真剣に考えるときがすでにきているのです。

 

総務部といわない

 

総務や庶務課というものがあると思いますが、こういう名前が旧態依然とした組織の、呆けた内勤者を産む土壌となっているという指摘があります。確かにそのとおりだと私も思います。

 

たとえば、総務部を経営企画部や営業サポート部という名前にしててみる。これだけで、特に前者は頭を使わなければならない、完全成果主義の世界を想起させますし、後者は外勤の人間をいかにサポートするかという意識に変わります。名刺だけでなく、ドアプレートやデスクに置く名札に「営業サポート部」と書くだけで、社員の意識が変わるなら安い投資です。どんなに吠えて叱りつけたって人間は動きませんが、毎日見続けて擦り込まれれば、自発的に変わる可能性があります。

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