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愛社精神の有無を採用時に確かめる方法

愛社精神を求める=悪いことという風潮

 

近年、愛社精神を持っているかどうか確かめようとしたり、愛社精神を持てということは「パワハラ」だという風潮がありますが、私はそうは思いません。

 

法令違反や強烈な思想改変など過度なものを除いて、愛社精神と奉仕の精神は必要です。そうでなければ、フリーライダーとなり、誰かがつくってきた仕事や利益をくすねるだけの存在になるからです。それは本人以外の全員に損害を与えることにほかならず、組織だからこそできることで利益を最大化していくという会社の存在理由を破壊するものだからです。

 

そのような理由で、そもそも愛社精神を持っていない人間は採用してはいけないのです。また、本人としても愛せない会社、やりたくもない仕事につくことは不幸です。会社と社員、どちらも嫌いあっている状態なのに、なぜ契約を結ばなければならないのか。まったく、意味がわかりません。互いに損でしかない。

 

ですので、企業としては社員に愛社精神があるか、採用時点で確認しておく必要があります。もっとも、確認したからといって、その後に勤めはじめてからいい仕事をするか、辞めないかということはわかりませんが、スタートラインに立つ権利があるかどうかは確かめられます。

 

入社したら社員の顔と名前を完全公開する

 

採用時に、「うちに入ったら広告やネット、書籍などで社員の名前や仕事、顔をドンドン出しますが大丈夫ですか」と確認し、一筆もらうことですね。プライバシー誓約書をとるわけです。

 

それができないということは、「こんな会社にいることを他人に知られたくない」といったプライドを持っている可能性が高い。世の中に顔を出せないということは、恥ずかしい仕事ぶりしかしない、恥ずかしいことをするという宣言のようなものです。

 

現実を受け入れられていない小児性の高いプライドも、世間に顔向けできないような働きかたも、どちらも中小企業には痛手にしかなりません。責任を持って仕事をする、世間様に顔向けできるような働きをする、等身大の自分を見てもらえる、そんな覚悟がない人は、はじめから採ってはいけないのです。ぜひ、大企業に就職してもらいましょう。

 

現実はほとんどの会社がやらない

 

「そんなことしたら、社員が辞めちゃうよ」

「入ってくれないよ」

 

本当にそうでしょうか。すでに申しましたとおり、顔を出せない理由がある人間を置いておく道理がないわけで、損をしてもダメ社員を採用したいボランティア(寄付)精神あふれる企業でもない限り、取捨選択は必須です。

 

社長の顔、社員の顔といった、個人の信頼で商売をする中小企業において、世間様に顔向けできない人間はまったく役に立ちません。製造現場で一日中工場勤務ということならいいのかもしれませんが、それだって自分の仕事に誇りを持ち、誰に見せても恥ずかしくない働き方をしよう「と思う」人と、思わない人では長期的に見て能力や収益面で月とスッポンということもありえます。

 

とはいえ、中小企業であれば、飛び抜けて能力があったり、高みを目指そうという人間は入ってきません。だとしても、「世間に顔を見られても構わない」と思っているかどうかは大切です。精神論になってしまいますが、能力が不足していても、一生懸命仕事をしたり、覇気あふれる人間は、職場でもお客様にもやる気や元気を与えます。昭和の脳味噌だと笑われそうですが、能力面で不足しているぶんは、笑顔と根気で乗り越えればいいのです。

 

それすらできないと拒否する人間を早々に弾き出すためにも、プライバシー宣誓書をもらっておくというのは、使える方法だと思います。ぜひご活用ください。

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