1. HOME
  2. ブログ
  3. 続・伝えかたの大切さについて

続・伝えかたの大切さについて

伝えかたはどこまで丁寧にあるべきか

前回の「伝えかた」の話はこちらです

 

前回は、伝えかた次第で相手の態度が変わってしまうことを、見下したりするのは間違いだよ。という話をしました。ただし、伝えかたの必要性が理解できても、じゃあどこまで丁寧にすればいいのかという問題になります。再び食事の話題になりますが、すべての伝えかたが高級ホテルのレストランや料亭のような接しかたにならなければならないのか、ということです。

 

私はこれについてはノーで構わないと考えます。どこまでの伝えかたがセーフで、どこからがアウトか。それは相手次第です。世の中の風潮次第ということになります。ですので、数値的に明確な線引きはありません。また、そういった紋切り型、型にはめた考え方は息苦しさを産むだけで、過剰サービスな伝えかたになる場合もあります。例えば、要点さえ伝えられればいい状況なのに、長々と挨拶文からはじまるビジネスメールですとか、相手にバカにされたくないばかりに、微に入り細に入りして一向に主題に入れないプレゼン、信条や選好に配慮しすぎてなにも伝えられないメディアなどが挙げられます。

 

こうして見ると、伝えかたなんてどうでもいいのだという態度もいけませんが、同時に伝えかたがなってないと過剰に要求することもいけない、という問題が見えてきます。これもまたどこまでが過剰なのかは世の中次第ではありますが、ひとついえることは、ハードルを下げていこうということでしょうか。すべてのお店が高級ホテルのようなホスピタリティを求められないような世の中、セルフサービスの大衆食堂もあり、ファストフード店もあるように、それぞれの必要と基準に即した伝えかたが許されるようにあるべきだと思います。

 

聞き手に対する配慮がゼロなのは問題ですが、配慮しすぎるのも息苦しくて問題だということを理解しつつ、少しずつハードルの下げあいをすることがいまの時代に求められていることかもしれません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


関連記事

調べものですか?

最新記事

おすすめ記事

特集記事

About Author